お子さんが学校をお休みするようになったとき、「自分の育て方が悪かったのではないか」「このまま将来はどうなるのか」と自分を責めてしまう保護者の方は少なくありません。
そうした保護者の問いに、12人の専門家が正面から向き合った本が2026年8月18日に発売されます。ベネッセ高等学院および中等部の学院長を務める上木原孝伸(かみきはら・たかのぶ)氏が編著者として制作した『不登校から未来を拓く』(東洋館出版社、1,980円)です。
どんな本なのか
本書では、心理・発達・医療・教育・当事者という異なる領域の専門家12人が、「学校に行けないことへの向き合い方」をそれぞれの立場から解説しています。
取り上げているのは、保護者が抱きやすい「甘えているのでは」「ただの反抗期では」といった疑問や思い込みです。こうした問いに対して、複数の視点から丁寧に整理されている点が本書の特徴といえます。
全体を通じたテーマは、「学校に行きにくい時期を、自分らしさを見つける出発点として捉え直す」こと。多様な学びの場や支援の形が紹介されており、進路を考えるための参考になりそうです。
著者について
上木原氏は、25年以上にわたる教育現場の経験を持ちます。教育企業での講師を17年間務めた後、大手通信制高校の開校準備・副校長を4年間担当。発達特性のあるお子さんへのコンサルティング責任者を経て、現在はベネッセ高等学院(通信制サポート校)およびベネッセ高等学院中等部(フリースクール・小学6年〜中学生対象)の学院長を務めています。
こうした経歴を持つ著者が、保護者向けの書籍という形で知見をまとめた点が今回の発売の背景にあります。
編集部のポイント
1. 「親のせい」という思い込みに向き合っている
お子さんが学校をお休みするようになると、保護者自身が深く自分を責めてしまうことがあります。本書は、そうした保護者の内側にある疑問を出発点に組み立てられており、「責任の所在探し」ではなく「次のステップへ」の視点に重点が置かれているようです。
2. 専門家の数と視点の幅
心理士・医師・教育者・当事者経験者など、12人の異なる立場の専門家が関わっています。一つの考え方に偏らず、複数の見方を知りたい保護者にとって参考になりそうです。
3. 読後の具体的な行動につながるかを確認してほしい
書籍はあくまでも情報提供の一つです。お子さんの状況は家庭によって異なります。気になる内容があれば、学校・スクールカウンセラー・支援機関などに相談しながら、具体的な選択肢を探ることをおすすめします。
書誌情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 書名 | 『不登校から未来を拓く』 |
| 著者 | 上木原孝伸(ベネッセ高等学院学院長) |
| 出版社 | 東洋館出版社 |
| 発売日 | 2026年8月18日 |
| 価格 | 1,980円(税込) |
| ページ数 | 280ページ |
| ISBN | 978-4-491-06575-5 |
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